とりあえずは有利が納得してくれたと、ほっと息をついたコンラッドとだったが、ふと気づいたように起き上がった有利の一言で事態は一変した。
「あ、そだ。コンラッドがヒルドヤードに行ってる間は、は眞王廟に行くことになってるからな。よろしくー」
もコンラッドも、最初は何を言われているのか判らないというように軽く首を傾げた。
「え、眞王廟って……えええっー!なんで!?」
「待ってください、陛下!俺のヒルドヤード行きは許してくださったのではないんですか!?それにが眞王廟へ行くというのはどういう意味で……っ」
「コンラッドのヒルドヤード旅行はの件とは関係ないって最初に言っただろ。怪我の治療なんだから……あ!コンラッド、杖は!?おれのときは捻挫くらいであんなに口うるさかったくせに、自分だったら無頓着かよ!?」
「杖は部屋の外に。ここまでは使ってましたよ」
「なんで外に置いて……」
「それよりも陛下、どうしてが眞王廟へ?」
コンラッドに両肩を掴んで迫られることになって、有利の質問は途中で止められる。
「だ、だったらわたしがコンラッドに付き添いたいっ!」
慌てたように挙手したに、有利はコンラッドの手を払いながら眉を寄せて、ジロリと妹を睨みつけた。
「勝手にしろとは言ったけど、結婚までそういうことは反対っていう、おれの基本姿勢は変わらないの。お前とコンラッドの二人きりで旅行なんてさせるわけないだろ」
「でも!せっかく眞魔国にいるのにコンラッドに会えないなんてっ」
「えー?でも、今日たっぷり甘えただろー?」
指先で首を掻きながら、白々しい棒読みで言う有利に、は真っ赤になって絶句する。
「お前と顔を合わせるのが気まずいって言ったら、村田が預かってくれるって。表向きはコンラッドの怪我の治癒と、あと国の平和を眞王にお願いするってことになってるから、安心してお勤めしてこい!」
「それは通いではなく、廟にが篭るということですか!?」
コンラッドは蒼白になった。


Punish(7)


は明日からウェラー卿の帰国まで、眞王廟に連れて行くからよろしくー」
優秀な部下を一ヶ月も借りたいと言い出したあとは、王の妹を血盟城から連れ出すという大賢者に、フォンヴォルテール卿はこれ以上ないくらい眉間のしわを深くして、こめかみを手で押さえた。
「何がどうなっているのか、説明していただきたい」
「えっとねー、ヨザックを借りたいのは渋谷の希望で、を連れ出してくれっていうのも渋谷の希望ー」
「そ、そんな!まさか陛下が殿下を自ら遠ざけられるなど!」
コンラートのヒルドヤード行きに関しては、怪我も治療済みで心配するまでもないし、自分が陛下や殿下と過ごす時間が増えると喜んでいたギュンターは、信じられないというように髪を振り回して取り乱す。だが部屋にいる誰もギュンターの相手をしない。
「猊下、それは事態の説明ではありませんな」
命令元でなくその命令の理由を聞きたいのだと、限りなく低く地を這うような低音で凄むグウェンダルの迫力も、大賢者にはまったく通じなかった。
「ヨザックの件は渋谷がウェラー卿を怪我させたことに対する陳謝の表れ。で、の件はとウェラー卿の仲が、渋谷に大バレした結果」
「コンラートとの仲?」
婚約者同士の二人で今更何の仲が発覚したのかと、話がまったく見えないグウェンダルに、ヴォルフラムは溜息をついた。
「二人が枕を共にしていると、先ほどユーリが知ったのです」
「それがどうした」
「ぎょええぇっー!やはり!やはりですかコンラート!あれほど婚約者と夫婦は違うのだと陛下も私も説いていたというのに、あなたと言う人はーっ!」
何を今更とまったく理由の判らないグウェンダルの後ろで、ギュンターは髪を掻き毟って絶叫していた。
「しかし猊下、ユーリの元へは先ほどが話し合いに向かったではありませんか。もしかすると、眞王廟行きは取り消しにするかもしれません」
「いーや、しないね」
「それは、ユーリが許さないということですか?」
自信たっぷりに答える村田にヴォルフラムは眉をひそめる。
「いや?説得は上手くいくだろう。ウェラー卿もちゃんと渋谷のところに行っていればの話だけど」
「それは逆では!?コンラートを見ればユーリは逆上します」
「まさか。大事な妹に手を出しておいて、そのまま顔を見せないような真似をするほうが事態は悪化するね。断言するよ。このままウェラー卿が諾々とヒルドヤードに向かったら、渋谷は明日だけ納得して、明後日から機嫌最悪なのは間違いないね」
肩をすくめた村田は、床を転げ回っているギュンターを軽く跨いで、応接ソファーに向かう。
「問題は、さっき渋谷からきつく拒絶されたウェラー卿が、それでも渋谷のところに行けるかってこと。もウェラー卿も渋谷に嫌われることが一番堪える。今行ったら、ますます嫌われるんじゃないかって、そんな心配をみたいにねじ伏せてでも謝りに行ければ、大丈夫だよ。渋谷はもう半分許してるんだから」
「先ほどもそう仰いましたが、ユーリが二人を半分は許しているとはどういうことですか?拗ねているだけなのは判りましたが……」
ヴォルフラムも軽くギュンターを飛び越して村田の後を追うと、向かいに腰掛けた。
コンラッドとの進展度が有利に知れたことで、有利が激怒していることがいまいち理解できないというグウェンダルの疑問は放置されたままだ。それはの眞王廟行きの理由が理解できないのに等しい。
羽ペンを握ったまま少しくじけそうになっている兄に、ヴォルフラムは気づいていない。
「大事な妹に手を出して!って本気で怒って、おまけにそれを嘘で塗り固めて誤魔化した挙句のことだったりした場合、もうウェラー卿は信用できないって二人の仲を引き裂いてもおかしくないわけだよ」
「それはユーリの柄ではありません」
「うん、確かに。だから腸が煮えくり返るくらい腹が立っているはずの今でも、最初から渋谷にその選択肢はないわけだ。だったら結論なんてひとつしかないじゃないか」
「はあ……なるほど……」
納得するような、できないような、ヴォルフラムが首を傾げたところで、グウェンダルの執務室の扉を叩く音が聞こえた。
「閣下ー、任務くださーい」
「グリエ?どういうことだ、入って来い」
大賢者の要請で、半仕事ではないのかというような休暇が与えられたはずのヨザックが仕事を求めてきて、グウェンダルが首を傾げながら村田を見る。
村田はにっこりと笑って足を組むと、部屋に入ってきたヨザックに軽く手を上げた。
「やあ、ヨザック。その様子だとウェラー卿は渋谷のところに行ったようだね」
「さすが猊下はお見通しで。あいつもねえ、普段はあんなに自信満々なくせに、なんだって陛下と姫のことだけは急に自信がなくなったりするのか、オレとしては不思議でしょうがありません。誠意を持って謝れば、許してくれない人でも問題でもないでしょうに」
「彼は渋谷とにだけは嫌われたくないんだよ。だから許してもらえない可能性を思うと怖い……やだねえ、彼の気持ちをなんで僕が解説しなくちゃならないんだろう」
あははと白々しい目の笑ってない村田の笑顔から、ヨザックは自然に目を逸らした。
その点については、あなたがあいつと同じだからでしょう、などと正直に指摘するような馬鹿な真似は絶対にしない。
「それでグリエ、任務をよこせとはどういう意味だ。コンラートのヒルドヤード行きはなくなったということか?」
依然、無視されているような状態が続いて、グウェンダルがイライラとペン先で白紙の紙を叩きながら割って入ると、ヨザックは両手を広げて頷いた。
「陛下がお許しになれば、ウェラー卿が追い出される理由もないでしょう。もし治療に行くにしても、お許しになったあとなら同行者はオレじゃなくて姫に……」
「あ、それは甘いなー」
村田が軽く独り言のように呟いて、グウェンダルとヨザックの視線が揃って向かう。
「ウェラー卿の湯治はもともと怪我をさせたお詫びだよ。それに許したからって腹が立つことにも変わりはないわけで、渋谷は二人をちゃんと許した上で、罰を決行するに違いないと僕は踏んでいる」
「その罰とは、コンラートを国外へ、を眞王廟へ押し込めて、確実にしばらく二人を引き離すことというわけですか」
「そ。そういうこと」
グウェンダルが呆れたように溜息をつく中、ヨザックは顔色がなくなる。
「姫を眞王廟へって、どういうことですか!?」
「ヨザック、お茶ー。僕、喉が渇いたよ」
「猊下!」
悲鳴を上げながら、悲しいかな大賢者に使われることに慣れたヨザックは自然と言われるままに部屋の隅へ行って、紅茶を淹れる準備をする。お湯は魔道式温度保温ポット(毒女試作品)があるので、部屋の中ですべて事足りることだけが救いだ。
「それって猊下と一緒にってことですよね!?」
「そりゃそうさ。だって僕、普段は眞王廟に在駐してるもーん。ウェラー卿は国外、おまけには僕以外の男子は禁制の眞王廟に。渋谷としてもしばらくは安心して、枕を高くして眠れるってもんだよ」
「それは……」
グウェンダルは弟の嫉妬癖を思って溜息をついた。どちらの弟も、そこだけはかなり共通していると思う。
「そこはぼくも反対した。コンラートは嫉妬深いから、のことではいつも猊下を警戒しているし。だがユーリはさっぱり判っていなくて、あっさりと猊下の案を受け入れた」
ヴォルフラムの呆れたような意見に、部屋にいる他の三人はそこはツッコミどころなのだろうかと考える。ギュンターは一人まだ床で泣いている。
「……オレ、本当に別の任務に当ててください。お願いします閣下。一生のお願いです」
村田の分だけでなく、部屋にいる他の者の紅茶を―――一応ギュンターの分も―――手際よく淹れたヨザックは、グウェンダルにカップを運びながら泣きついた。
「それは猊下にお願い申し上げろ。私の権限ではどうにもならん」
「猊下!」
「えー?でもウェラー卿は足の怪我での湯治だから、荷物持ちは必要だしー」
目の前に置かれたカップに手をつけながら、村田はしれっと知らないふりだ。
「渋谷は心配性だからああは言ったけど、どうぜあっちにつけば、いい大人同士、ほとんど別行動になるだろう?ゆっくり羽を伸ばしてきなよ」
「姫が猊下のところにいるなんて事態で、あいつがオレに羽を伸ばさせてくれると思いますか!?欠片も思ってないくせに!八つ当たりされます!」
「それは可哀想に」
白々しい溜息をついた村田に、ヨザックは言葉を無くして大口を開けていた。


有利は多少なりとも溜飲を下げて、コンラッドは国外で一人苛立ち、自分はそれなりに楽しむ。
の眞王廟へのお篭りは最良の提案だったと村田は有利と共に上機嫌で、翌朝まずコンラッドとヨザックが血盟城を出て行くのを見送った。
コンラッドが頑張って有利を説得して、一ヶ月と期間を区切ることなく完治すれば帰ってきていいというところまで、どうにか条件を下げたことだけが残念だったが、それくらいはいいだろう。コンラッドの役職は護衛とはいえ、彼自身が護衛につけなくても、部下を監督する仕事はいくらでもある。あまり長く城を空けられないのも事実だ。
「やー、これでコンラッドの怪我もバッチリ治るな。ヒルドヤードの温泉はよく効くから」
「……わたしも行きたかった……」
一緒にコンラッドを見送ったものの、不貞腐れた声で呟くに有利はにっこりと微笑む。
「村田を振り切って逃げたら、追っ手を出すぞ。その上、後でコンラッドが帰ってきても、今回スタツアするまでは眞王廟に閉じ込めてコンラッドに会わせない」
「ひょっとしたら何ヶ月もあるかもしれないのに!?」
「聞こえません。おれには何にも聞こえません」
有利は両手で耳を塞いで、知らない振りで階段を上がって行ってしまう。
「仕方ないだろう。ぼくとしては、ユーリがコンラートをあっさり許したほうが驚いた。あんなに怒っていたのに。しばらくは大人しくしていろ」
ヴォルフラムは慰めなのかそうでないのか、の肩を叩いてそんなことを言うと、有利の後を追って行ってしまった。
「それはそうなんだけどー……」
は、二人残された村田を横目で見て、すぐに目を逸らした。
昨日はそれどころではなかったから普通に接することができたけど、気まずい。
友達に、それも男友達に、恋人とどこまで行ってるかを知られていると思うと、ものすごく気まずい。
「……有利もその辺り、少しくらい判ってくれてもいいのに」
村田がいる眞王廟に篭るくらいなら、血盟城の部屋に閉じ込められるほうがまだましだと心の中で呟くの心情を知ってから知らずか、村田は軽く手を叩いてを出発へと追いやる。
「渋谷が言ったのは、あくまで君がウェラー卿を追っていった場合のことなんだから、ちゃんとお勤めを果たせば問題なくウェラー卿に会えるよ。さあ、じゃあ僕らも行こうか。荷物は用意してある?君の身の回りの世話に、一人同行者がつく手筈だったよね」
「そう。別に自分のことくらい自分でできるけど、ギュンターさんがそれはダメって」
溜息をつくを促して厩舎に向かいながら、村田は笑って頷いた。
「それはまあ、君はこの国ではトップクラスに高貴な人だから。でも、だからこそ判ってるとは思うけど、祈願のお勤めは真面目にね。裏の事情はともかく、表向きは国の平穏を祈るってことになってるんだから」
「わたしが実際にこの国のためにできてることって、まだ何にもないからお祈りは真剣にする。でも祈りのお勤めって具体的に何をするんだろう?」
「その辺りはウルリーケがついてくれるから大丈夫。の来廟を喜んでるから、張り切って鍛えてくれると思うな」
「安心していいのか、むしろ怖いような……」
それでも、傍につくのが村田ではなくてウルリーケだと聞いて少し安心する。とにかく村田と一緒にいるのは気まずい。
気が重いと、上機嫌の村田は、厩舎が見えてきたところで、ゆっくりと出てきた馬車に目を丸める。御者台にはの同行者となる、オレンジ色の髪の、筋骨たくましい女性……。
「ヨザックさん!?さっきコンラッドと一緒に出発したんじゃないんですか!?」
「いやーだぁ、姫さま。私はグリ江でーす」
両手を握り合わせて、可愛らしくしなを作って女性アピールをしながら、ヨザックは村田の反応を待つ。
これはが眞王廟へ篭ると知ったコンラッドに命令されたことだ。昨夜、大賢者に一生のお願いをあっさり却下されてグウェンダルの執務室を泣く泣く後にしたヨザックは、コンラッドに捕まった。
「お前は明日、俺と出発したと見せておいて、の同行者と入れ替われ」
杖を片手にしているとは思えないほどの力強さで胸倉を捕まれて、ヨザックは仰天した。
「はあ!?姫が行くのは眞王廟だろ!?男子禁制だぜ?叩き出されるのがオチだ!」
「お前は得意技があるだろう。上手くごまかせ」
「他はともかく姫と猊下にゃバレバレだ!」
「俺とヒルドヤード旅行に行くのと、どっちがいい?」
廊下の壁に押し付けられて、額を擦り合わせんばかりの距離で詰め寄られて、ヨザックの脳裏にヒルドヤード旅行で機嫌の悪いコンラッドの愚痴につき合わされ続ける図と、眞王廟で村田にこき使われつつも、とのんびり過ごす図が浮かんだ。どうせ半分仕事なら、どっちがいいか。
「つーかお前、素直にヒルドヤードに行くんだな。オレはてっきり、行ったふりして近くに潜伏すると思ってたぞ」
「それも考えたが、怪我を完治させておかないと、陛下を護衛しているときに支障が出ては困る。それに」
「それに?」
「……一度陛下のお言葉には背いているから、のこと以外では背きたくない」
ヨザックは溜息をつきながら、胸倉を掴むコンラッドの手を外させて髪を掻き上げる。
「器用な癖に難儀な奴だな。判った判った。挑戦はしてみるよ。けど猊下に却下されたら諦めろよ」
「却下されるな」
「無茶言うな!」
「本気で言っている」
「もっと性質が悪い!」
昨夜のやり取りを思い出しながら、ヨザックとしては村田の悪ノリ好きに期待するしかない。
御者台を降りて馬車の扉を開けながら、ヨザックは二人を促した。
「さあ姫、猊下、どうぞー」
「え、あの、でもコンラッドは?」
「あいつの荷物持ちには、ちゃんと人を雇ったのでご心配なくー」
戸惑うは、横の村田を見る。確かに気心の知れたヨザックがついてきてくれるなら少しは気が楽にはなるが、眞王廟は男子禁制だ。魔王の有利だって眞王の許しなく踏み込むことは許されないのに、いいのだろうか。
しばらくは唖然としていた村田だったが、再度ヨザックに乗り込むようにと促されて、気が抜けたような笑いを漏らした。
「やれやれ、ウェラー卿も必死だなあ」
笑って馬車に乗り込んだ村田に、は驚いて中を覗く。
「いいの!?」
「グリ江ちゃんは女性だから問題ないんじゃないの?」
「ヨザックさんは!?ヨザックさんはそれでいいの?コンラッドと一緒に温泉に行ってゆっくりしたほうが楽しいはずなのに」
振り返ったに、ヨザックは大いに首を振る。
「オレは普段が国外にいるんで、たまには国許でゆっくりできるほうが嬉しいです。さ、姫、どうぞ」
半ば放り込むように馬車に詰め込まれて、後ろで扉が閉まった。
放り込まれたは、椅子によじ登りながら走り出した馬車に呆然として呟く。
「い、いいのかな……」
「大丈夫だよ。ヨザックの女装は年季が入ってるし、要は眞王が文句を言わなければいいわけだから。その辺りは、君が廟にいるための交換条件にしちゃえば問題ないない」
「えー?それってなんていい加減な話……」
真面目にお祈りをしろと言ったのはどこのだれだと首を捻るに、村田は笑って手を振った。


それからコンラッドが帰国したのは当初の予定の半分の、二週間後の話。







ということで、有利に進展度がバレる話でした。
最終的に有利が許すのは判っていたので、そこまでどう持って行くかが悩みどころでした。
この先は、この話を踏まえて有利がすでに二人の仲を知っていたり、まだ知らない時期だったり
する話も混ざるかと。
ちなみにヨザックは半休暇とは言われていますが、グウェンダルは公務に入れてくれてます。
でないとあんまりだ(^^;)

この話はタロットお題で「力」のカードを当てた話でした。
タロットの寓意は行動、挑戦、熱意、精力、完遂など。
正位置で大恋愛、持続する愛、全力、根性、逆位置で弱気になる、わがまま、誘惑に負ける。
ちなみに題名のPunishは、「罰」というか、「天罰てきめん」なイメージでした(笑)


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